トビウオイルカイルカイルカ
2009年09月 | Calappaの沖縄海中散歩Ⅱ
南の島
珊瑚珊瑚 珊瑚カニ貝珊瑚珊瑚
ヤシャハゼ

小さなはさみ

2009.09.30.Wed.01:48
カニダマシ類は立派なはさみを持っている種がほとんどだと思っていたので、見つけたときには変わった姿だな~と思いました
(昨日とほぼ同じ書き出しです (-。-)y-゜゜゜ )

こういうはさみ脚の種なんでしょうかね???

カニダマシ科の1種

カニダマシ科の1種


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Coralliogalathea humilis

2009.09.29.Tue.00:04
コシオリエビ類ははさみ脚の長い種がほとんどだと思っていたので、見つけたときには変わった姿だな~と思いました

大澤正幸先生にお聞きしたところ「Coralliogalathea humilisだと思いますが,額角が幅広く見えるのがちょっと気になります」とのことでした

Coralliogalathea humilis

Coralliogalathea humilis


Galathea sp.

2009.09.28.Mon.00:03
石垣潜水堂さんで見せていただいたコシオリエビです

大澤正幸先生にお聞きしたところ、「Galathea属の種であることは間違いないと思いますが,このような色彩を持つ種は見当が付きません」とのことでした

かなり珍しいコシオリエビのようですね

Galathea sp.


子育て!?

2009.09.27.Sun.00:16
ムンナ科 Munnidae の1種だろう写真を見直していたところあることに気づきました
⇒サンゴミズムシ科だろうとのことです

まずはこんな形の生物だという写真を載せますね

Munnidae sp.


さて、下の写真は変わった形をした Munnidae sp. だと思っていた個体なのですが、よく見たら…
→SPONGE ISOPOD 、 Santia sp. のようです

なんと子供が何匹もしがみついているようなのです

ワレカラと同じような子育てをするんですね

Munnidae sp.

Munnidae sp.

どんな味なのか?

2009.09.26.Sat.00:03
イソアワモチと呼ばれている生物だと思いました

ただ検索して出てくるものより突起が立派な感じがします

調べてみるとドロアワモチ科は既知種数5、推定未知種数20とのことです

(福田 宏(2003)ドロアワモチ科 In: 日本分類学会連合(編) 第1回日本産生物種数調査 http://research2.kahaku.go.jp/ujssb/)


ところで、イソアワモチを食べているところもあるようですね

イソアワモチ


あれ!?その5

2009.09.25.Fri.09:47
このところ連続で観察したのですが、何者か分かりませんでした

顔はアメフラシだけど、体つきがどうもしっくりきません

そこで、小野にぃにぃさんにお聞きしたところビワガタナメクジとのことでした

図鑑では何度も見比べていたのですが、違うとはずしていました

やはりウミウシは苦手です・・・

ビワガタナメクジ

ビワガタナメクジ


熱愛 その2

2009.09.24.Thu.08:05
ワモンダコだと思います

沖縄では「島だこ」と呼ばれていますが、標準和名が「シマダコ」という種もいるのでややこしいです

2匹が近い距離でいました

ワモンダコ♂

ワモンダコ♀


しばらく観察していると、雄が交接腕を伸ばして、雌の腹側の隙間に差し込みました

黒く見えるのが交接腕です

交接中


こういうシーンを観察したら、天津木村を超えると言われているあのお方はどう表現するのでしょうか?(笑

熱愛

2009.09.23.Wed.09:36
イイジマウミヘビが2匹寄り添っていました

上に写っている個体が盛んにスリスリしていました

私にはこういう写真をあのお方のように解説する力はありません(笑

イイジマウミヘビ


あれ!?その4

2009.09.22.Tue.08:45
写真の整理をしていたら

あれ!?なんでゴミを写したんだろう?

でも見返したらエビでした

撮ったことすら忘れていました

モエビ科
かな?

コメントで教えていただきました
イシエビ属の1種 Sicyonia robusta Crosnier, 2003 かもしれないとのことです
日本未記録のようです

モエビ科の1種


ウルマエビスヤドカリ

2009.09.21.Mon.00:19
以前紹介したエビスヤドカリ属の1種が、新種記載されました

ウルマエビスヤドカリ Catapagurus insolitus Komai & Osawa, 2009

論文:Komai, T. & M. Osawa. 2009. A new hermit crab species of the genus Catapagurus (Crustacea: Decapoda: Anomura: Paguridae) from the Ryukyu Islands, southern Japan. Zootaxa 2211: 57-68.

ほんの少しですが協力したので、光栄にも駒井智幸先生から和名をつける機会をいただきました

形や色の特徴からは思い浮かばなかったので、沖縄方言のウルマを提案しました

ウルマは、珊瑚(ウル)の島(マ)という意味で沖縄の美称です

20090920211949.jpg

ウルマエビスヤドカリ

Stenopus tenuirostris

2009.09.20.Sun.00:05
ふと気になって、Stenopus tenuirostris を検索してみると海外ではBlue Banded Coral Shrimp か Blue boxer shrimp と呼ばれている場合が多いようですね

外人さんには紫色より青色に見えるんでしょうね~


子供の写真を2個体載せます

Stenopus tenuirostris

Stenopus tenuirostris


ちょっと分かりづらいですが抱卵固体です

卵は青いですね

Stenopus tenuirostris


カイカムリキング

2009.09.19.Sat.03:36
この被り物はなかなか凄いですね

見つけたときにはかなり驚いてしまいました

イメージ的にはカリフラワー!?

う~ん、王冠のほうがいいかな

そうするとカイカムリの王様ということですかね(笑

カイカムリ科の1種

カイカムリ科の1種


サンゴヒメエビ その3

2009.09.18.Fri.02:23
今回はサンゴヒメエビ属だと思うエビをまとめて紹介です

まずはサンゴヒメエビです

個体数は多いのでよく観察しています

サンゴヒメエビ


ガンダムエビの愛称で呼ばれているこの種は、今年になって何度も観察できるようになりました
今回の写真の個体は触角が切れてなくモジャモジャも立派で見事なので、眼が写るように撮影するのがとても難しかったです
→ Microprosthema plumicorne のようです

サンゴヒメエビ属の1種


とても小さい個体でしたが、抱卵しているので成熟しているんですね

この種ははじめてみたので個体数は少ないと思います

サンゴヒメエビ属の1種


このサンゴヒメエビ属の1種だと思うエビは、春に石垣島に行った時やこの間の本島での調査で見つけてはいたのですが撮り逃がしていました

この個体は探偵さんが見つけてくれました
アシストもしていただいたので、やっと撮影出来ました

サンゴヒメエビ属の1種


あれ!?その3

2009.09.17.Thu.11:05
ナガレモエビの仲間かと思って撮影したのですが・・・

あれ!?なんか違うような感じが・・・アミ目のようにも見えてきたし・・・う~ん

あれ!?


Stenopus cyanoscelis

2009.09.16.Wed.20:17
5、6年前に石垣島で見つかった際に撮影はしていたのですが、コンデジだったので撮りなおしたいと思っていた Blue-legged boxer shrimp です

前回、石垣島に行った時には急にいなくなっていたし、今回はやっと撮影できたけどニゴニゴなとこなのでクリアには撮れなかったです

いつか沖縄本島で見つけたいものです

Blue-legged boxer shrimp

Blue-legged boxer shrimp


御休み中・・・

2009.09.15.Tue.08:26
胴部背面が頭部と癒合して境目がなかったのでミミイカダマシ科かな?

腹側の特徴も確認すればよかったんですが、砂の中で休息中なのを見つけたんであまりお邪魔しちゃいけないかと思って・・・

このミミイカダマシではないかと思っている個体は、すぐにまた砂の中に戻ってお休みになられたので撮影はこのカットだけです

ミミイカダマシ?


アフロ君 その2

2009.09.14.Mon.08:57
この間載せたアフロ君よりちょっと汚れた感じのする個体ですね

まあ、それがいい味出しているのかもしれませんが・・・

20090908223050.jpg

カイカムリ科の1種

クレナイヒメホンヤドカリ

2009.09.13.Sun.08:45
クレナイヒメホンヤドカリがまとまっている場所を見つけました

行けばこんな綺麗なヤドカリに会えるようになって嬉しいことです

クレナイヒメホンヤドカリ

クレナイヒメホンヤドカリ


オウギガニ科の1種

2009.09.12.Sat.07:53
オウギガニ科の1種をまとめて紹介です
(名前は調べていません・・・)

カワイイし綺麗ですね~

オウギガニ科の1種

オウギガニ科の1種

オウギガニ科の1種

オウギガニ科の1種


あれ!?その2

2009.09.11.Fri.08:09
Y字状の模様が目を引くカニがいました

前側縁は4歯に見えたので、ベニツケガニ属かと思いました

この子は?


駒井智幸先生に写真を見ていただいたところ、ヨツハイシガニGonioinfradens paucidentatus (A. Milne-Edwards. 1861)だということでした

前側縁の歯は一見4歯に見えますが、2番目と4番目がとても小さく、実際は6歯あるとのことです

こんな白いヨツハイシガニははじめて見ましたが、色によってまるで印象が違って見えてしまう私はまだまだですね・・・

あれ!?

2009.09.10.Thu.00:03
見慣れないベニハゼがいたので撮影しました

この子は?


瀬能 宏先生にお聞きしたところ、オヨギベニハゼが着底した状態だと思うとのことでした

あら、そうだったのですか・・・着底していたのでまるで頭からオヨギベニハゼは消えていました・・・

フサイタチウオ科の1種 その2

2009.09.09.Wed.07:24
フサイタチウオ科の1種は一度紹介していますが、証拠写真程度のものしか撮れてなくて・・・

このところ連続で見れてはいるのですが、写真を撮るとなるとかなり難しい

今回の写真は名アシストドルフィンキックさんのおかげで撮れました

20090908221750.jpg

フサイタチウオ科の1種

シオサイカクレエビ その3

2009.09.08.Tue.02:29
またまたシオサイカクレエビです

分かりやすく撮ることがなかなか難しいエビです
今回はドルフィンキックさんのアシストがあったのでじっくり撮ってみました

前よりは分かりやすく撮れた気がします

2種に別れる可能性がありそうですが、今回の個体はシオサイカクレエビそのもののほうかな?
なんだかよく分からなくなってきました・・・

20090908022653.jpg

シオサイカクレエビ

シオサイカクレエビ

シオサイカクレエビ

シオサイカクレエビ

赤いエビ

2009.09.07.Mon.00:05
茹でたわけでもないのにこれだけ真っ赤なのは見事ですね

テッポウエビの仲間だと思います

ところで、赤いエビというとかっぱえびせんのパーケージのエビを思い出します

かっぱえびせんに使用されているエビはアカエビ、サルエビ、キシエビ、ホッコクアカエビの4種類で、製造時の漁獲量によって種類ごとの割合が変化するようです

そして、パッケージに描かれているエビは一般的なエビのイメージを元にデザインされており、特に種類や名称は決まっていないとのことです

研究者がこのパッケージのエビを見たら何科のエビに分類するか聞いてみたい気がしました(笑

テッポウエビ科の1種

テッポウエビ科の1種


クメジマオトヒメエビ Ghost boxer shrimp

2009.09.06.Sun.00:07
ドルフィンキックさんが新たな出会いを求めて新たな場所を捜索していると~ゴーストが現れました

しかし100mmマクロレンズではとても写せない大きさのクメジマオトヒメエビで、私はあえなく撮影撃沈・・・

その後一度はいなかったとのことでしたが、レンズを換えて再度潜りに行きました

するとちょっと離れたところで無事見つけることが出来ました

でも、60mmマクロレンズでも全身を撮ろうとすると離れての撮影になり、いまいちクリアに撮れません

クメジマオトヒメエビ

クメジマオトヒメエビ

クメジマオトヒメエビ


そこで、エビさんがいいポーズを撮ってくれることを祈りながら距離をつめました

すると撮影しやすいポーズをとってくれたので、すかさず撮影!

片方のはさみはきれちゃいましたが、これが私の実力では限界かな

クメジマオトヒメエビ


沖縄本島では私の知る限りですが、6年ぶりぐらいの出現です

今のところこの個体だけしかいないようなので、これだけ大きく育つまでに相方は先にお亡くなりになったのかもしれないですね

新しい相方が早く見つかることを祈るばかりです

ヒナヨウジ

2009.09.05.Sat.00:11
時々、見かけます
それほど個体数は多くない気がします

ヨウジウオの仲間は写真に撮りづらいですね

この間、友人に水中で見せたんですけどあまり関心は示さなかったようです・・・

白い蛇は「無病息災」「家内繁栄」の神様とされて祀られていたりしますが、白いヨウジウオでもご利益があればいいのですがね~

ヒナヨウジ

ヒナヨウジ


イレズミハゼ属

2009.09.04.Fri.00:02
昨日に続きイレズミハゼ属の紹介です

まず、イレズミハゼです
いる環境を考えるとダイビングではあまり観察されないかもしれないですね

イレズミハゼ



尾部の明色黄帯が5本なのでコベンケイハゼのほうかな

コベンケイハゼ


イレズミハゼ属の1種-2だと思います

「成魚は得られておらず、ベンケイハゼの未成魚の可能性もあり、今後、標本による分類学的研究が必要。」と「日本のハゼ」に記載されています
この種がどうなるのかとても興味がありますね

追 記


Priolepis triops
Winterbottom et Burridge, 1993 と同定されたようです。和名はまだついていません。

イレズミハゼ属の1種-2


イレズミハゼ属の1種

2009.09.03.Thu.00:12
ORANGE CONVICT GOBY (Priolepis sp.) が今年は何かと話題になっていますね

私は石垣潜水堂さんで見せていただいたのですが、浮遊物が多い状態だったので写真はお蔵入りなのです・・・

日本で見られているものはORANGE CONVICT GOBYとは別種の可能性もあるようですが、同種だとしたら海外の図鑑に載っていますし、もっと違うものも探したいと思っていました

この間ドルフィンキックさんが呼ぶので行ってみると~

これはいけてるんじゃないと思うイレズミハゼ属のハゼがいました

言ってはいなかったのですが、私の希望が伝わっていたようです(笑)

Priolepis sp.

Priolepis sp.


いつも大変お世話になっている瀬能 宏先生に教えていただきました

『イレズミハゼ属の未記載種だと思います。
「日本のハゼ」には未掲載です。
この手の未記載種はまだいくつかあるようです。
イレズミハゼ属はかなり種数が増えると思います。』


この子、誰の子?その21

2009.09.02.Wed.00:01
マスダオコゼ属の1種yg や ハダカハオコゼyg と似た感じですね

今回の子は、親の姿がイメージできるので簡単だったかもしれないですね

ツマジロオコゼygです

20090901155335.jpg

一周年

2009.09.01.Tue.00:25
ブログをはじめて一年経ちました
毎日更新したので、かなりの種類の沖縄の海の生物を紹介できたと思います

一度ブログの引越しをしているので一年間より短い期間での数字になりますが、このブログに36,424アクセスありました
見に来ていただいた皆様、ありがとうございます


さて、今回紹介するのはカイカムリの仲間です

いままで何度も載せてきましたね~好きなカニさんなもので・・・

被り物によってぜんぜん印象が変わるし、複数種いるのでつい写真を撮ってしまうのです

カイカムリシリーズは今後も続くかも

カイカムリ科の1種

カイカムリ科の1種


シコンハタタテハゼシコンハタタテハゼ